2019.9.27
沖縄の気候とは?特徴やライフスタイルを紹介!
沖縄スタイル編集者
2019.9.27

沖縄といえば、「とにかく暑い!」と言ったイメージを持っている人が多いかもしれません。しかし、実はそんなことはなかった…!?今回は、そんな常夏の島というイメージが強い沖縄の気候や、その気候に合わせたライフスタイルについてご紹介していきますよ。沖縄に訪れる前にこの記事をチェックをしておけば安心!
沖縄県の気候の特徴をチェック!
那覇の平均気温は23度、降水量は2000ミリを超えます。沖縄は基本的に、高温多湿で、雨・台風が多い気候であることが特徴です。
「温帯気候」に属している本州とは違い、沖縄は「亜熱帯気候」に属しています。そのため、日本のほかの地域と比べても、1年中温暖な気候となっています。しかし、「1年中半袖で過ごせるの?」というとそういうワケではありません。6月〜10月上旬までと長い期間、夏のような気温が続きますが、夏場でも朝晩は肌寒さを感じる日も多いため、羽織るものが必要に。また冬場の気温は10度を下回ることもあり、暖房器具が必要になる日もあります。沖縄だからと言って、年中、半袖など夏場の服装で過ごせるほど暖かいワケではないのです。
沖縄の気候に合ったライフスタイルとは?
それではここから、そんな気候の沖縄に合わせたライフスタイルをご紹介していきます。本州とはちょっと違う、沖縄ならではのことばかりで、驚くこともたくさんあるかも?
沖縄の家は台風・太陽に備えて作られている
沖縄では台風や強風が多いため、風に強いコンクリート住宅が多くみられます。ただ、コンクリートの家は台風には強いですが、気温の高い夏場は日中の熱を溜め込み、夜は室内が寝付けなくなるほど暑くなることも…。そんな場合は、屋根や壁に日射対策を施すことも重要。日射対策として、雨端や庇(ひさし)を使った伝統的な暑さ対策を行う家もあります。また、高温多湿な沖縄の気候は、カビやダニの大好物。湿気対策も、快適に沖縄で生活をするためにはとても重要です。
暑い夏を乗り切るための郷土料理
ゴーヤー、アバシゴーヤー、ナーベーラーなど沖縄野菜と呼ばれる、沖縄の伝統的な産物はビタミンCなどが豊富で、暑い夏を乗り切るためには欠かせない食材です。それらを使ったゴーヤチャンプルなどの郷土料理は、沖縄の人の夏を乗りきるための知恵として古くから多くの人に食されています。ただ美味しいだけでなく、暑さから体を守るためのものだったのですね。
風通しのいい洋服が必須
沖縄の伝統衣装の「琉装」も風通しのいい作りとなっています。帯を使わず、ゆったしとしたシルエット・着心地が特徴的です。古くから沖縄で生活をする人は、いかに快適に過ごすか知恵を働かせていたのです。また現在も「琉装」に代わる、沖縄ならではの涼しさ・快適さを追求した装いが。それは「かりゆしウェア」と呼ばれる、沖縄版アロハシャツです。沖縄らしいハイビスカスやデイゴ、沖縄伝統工芸品である琉球紅型(びんがた)や琉球絣(かすり)の柄があしらわれていたものが主流でしたが、最近はさまざまな柄・デザインのものが登場しています。正装として用いられ、冠婚葬祭でも着用されることも。「九州・沖縄サミット」にて、各国首脳もかりゆしウェアを着用しています。クールビズのアイテムとしても人気です。
沖縄特有の気候への対策法!沖縄の台風対策とは?
ここまで沖縄の気候や、それに影響を受けるライフスタイルについてご紹介してきました。特徴的なライフスタイルが根付く沖縄ですが、旅行や移住を考える際に、気になるのは台風に関することですよね。
台風が多いのはどの時期?
みなさんもご存じの通り、沖縄県は台風の被害を受けやすい地域です。7月~10月に多く台風が接近しますが、特に8月に上陸・接近することが多いです。10月から4月にかけては台風が来ることはほとんどありません。
沖縄で台風に関して注意することは?
沖縄は勢力が大きいまま台風が接近するため、スコールのような強い雨や、飛散物や猛烈な風で窓が割れることなどに注意が必要です。それを防ぐため、雨戸や板で窓が補強してある住居・ホテルに滞在しましょう。沖縄を訪れる前に、設備は十分かチェックしておいてくださいね。
またそのほか、近くの避難所の情報も集めておいたり、断水に備え、お風呂に水をためておいたり、飲料水や食料の確保などをしておくことも重要です。
訪れる前に沖縄の気候・ライフスタイルを把握しておこう
沖縄に訪れる前に、しっかりと沖縄の気候やライフスタイルについて調べておきましょうね。備えあれば憂いなしです!