2021.12.15
島に移住するなら久米島がおすすめ?島の魅力や生活も紹介
沖縄スタイル編集者
2021.12.15

久米島は離島でありながら沖縄本島へのアクセスもいいため、比較的便利な暮らしをすることができる移住におすすめの離島です。この記事では、久米島への移住を考えている方に向けて、生活環境や仕事情報などを紹介していきます。移住支援制度についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
久米島ってどんな島?
久米島は、沖縄本島からみて西に位置する離島で、沖縄周辺の離島のなかで最西端に位置する島です。沖縄県の離島のなかでは5番目に大きい島となります。
ちなみに沖縄には160の島々が点在し、有人島は39と言われています。
久米島の人口は約7000人程度で、1年を通して温暖な気候であるのが特徴です。
久米島のおすすめポイントを紹介!
それでは、久米島の移住のおすすめポイントをご紹介します。
移住者が多い
昔から移民を積極的に受け入れていた久米島は移住者が多く、移住者のコミュニティも形成されています。移住者が多いということは、それだけ魅力的な島であることがわかりますね。また、移住者の先輩がたくさんいてコミュニティが形成されていると、相談をしたりアドバイスをもらったりもできるので、移住に対し安心できる要素にもなります。
また、地元の人の間でつながりが強く移住者が生活しにくいなと感じる離島もありますが、移住者が多い久米島は、地域のなかで自由に生活しやすいと言えるでしょう。
自然が豊かだがアクセスがしやすい
久米島は石垣島や宮古島などに比べ、リゾート開発が進んでいません。海など豊かな自然に囲まれながら、穏やかな離島らしい生活ができます。
しかし、沖縄本島へのアクセスがよく、生活がしやすい島と言えます。久米島〜沖縄本島(那覇)へは飛行機で30分で到着し、離島住民割引が適用されると片道約5,000円で移動できます。また、1日8便も運行しているのでスケジュール面でも安心です。
沖縄本島へのアクセスがしやすいということは、日本本土へのアクセスも比較的しやすいということなので、その点を魅力に感じ移住先に選ぶ人も多いです。
移住前に知りたい!久米島の生活環境は?
それでは、久米島での暮らしはどのようなものなのかご紹介していきます。食事や交通などについてご紹介するので、久米島での暮らしを想像する要素になるはずです。
空港があるため本島や本土へのアクセスも◎
先ほどもご紹介したように久米島は空港があるため、沖縄本島の那覇まで飛行機1本でアクセスできます。離島のなかには空港がない島もあり、フェリーで数時間かけて空港がある島まで行かなければならない場合もあります。
そのことを考えると、久米島はかなり島の外へのアクセスがいい離島と言えます。
必要なものは島内で買いそろえることができる
島のなかには大型のドラックストア、スーパーやホームセンターなどもあるので生活に必要なものは島のなかで買いそろえることができます。24時間営業のコンビニなどもあり、想像以上に島内で欲しいものがそろうという移住者の声も。
また、久米島ならではの食材を手に入れることができる野菜の直売所や、新鮮なお魚を販売するお店もあります。
満員電車に乗らなくていい
久米島には電車が走っていないため、電車に乗ることはありません。満員電車に乗る必要がない点は、都会で生活する人にとってはとても魅力的に映るかもしれませんね。
島の人たちの主な交通手段は車です。しかし、通勤や帰宅ラッシュなどに渋滞が起こることもありません。
ご近所ネットワークが強い
ご近所さん同士のつながりが強く、ウワサ話がすぐに広まってしまうことも。ご近所さんとの距離が近い生活に、つながりを感じられたり助け合えたりするため暮らしやすいと感じる人もいる一方で、窮屈に感じる人もいるかもしれません。
誰がどんな生活をしているのかなどが見えやすい環境と言えます。
久米島の仕事情報を紹介
続いては、久米島のお仕事事情についてご紹介していきます。
久米島には、スーパーやドラッグストア、飲食店などさまざまなお店があるため、働き先は比較的多く、そのため求人数も多くあります。マリンスポーツのインストラクターや、養殖業など沖縄らしい業種の募集もあります。
保育士や介護系の求人も見受けられるので、資格がある人は知識や経験を活かすことも可能です。
また、島内に大きな病院があるため看護師の求人もあります。看護師の求人はなかなか埋まりにくいため、看護師の資格を持っている人は久米島で就職しやすいと言えるでしょう。島内にある病院は1つだけなので、内科・外科・整形・小児・循環器などあらゆる患者さんへの対応が求められます。
仕事に関する情報は求人サイトや、移住者や移住希望者のためのポータルサイトなどに掲載されています。
参考:島くらしガイド
沖縄での仕事の探し方や、沖縄の求人に特化したサイトはこちらから
https://okinawa.resortbaito-dive.com/lifestyle/okinawa-jobs.html
久米島の移住支援制度はある?
移住をするとなったらぜひ活用したいのが移住制度や支援です。久米島には移住支援制度はあるのでしょうか?
結論を言うと、久米島には移住支援制度があります。
移住促進を目的とした「島ぐらしコンシェルジュ」というもので、久米島に関する情報提供や相談対応を行なっています。ただ、この支援制度は金銭的な支援をしてくれるものではありません。主に、空き家と移住者のマッチングや、仕事に関する情報の提供、移住者の「やりたい」を叶えるための島の人とのマッチングなどが行われています。
ただ、保育士さんの移住に関しては、引っ越し費用を支援する制度があります。
参考:島ぐらしガイド
久米島に移住する際の注意点
島の外へもアクセスしやすく魅力がたくさんある久米島ですが、移住の際に注意してほしい点もあります。最後に、移住前に知っておいてほしいことをいくつかご紹介していきます。
娯楽は少ない
映画館やゲームセンターなどの娯楽施設は久米島にはありません。なくても生活する上で困ることはありませんが、娯楽施設をよく利用する人は少し不便に感じることもあるでしょう。多くの人は、那覇まで足を延ばし娯楽施設を利用しているようです。
ただ、三線やフラダンス、乗馬などの習い事や教室があり、島ならではの楽しみを見つけることができます。
また久米島はイベントごとが多く、エイサーや角力(相撲)などの伝統行事も盛んです。イベント時には、島の外からも多くの人が見物に訪れます。
医療機関は少ない
久米島には病院や動物病院がありますが、すべての診療を島で受けられるわけではありません。産婦人科はないので、出産の際には島外の病院へ入院する必要があります。
万が一の場合は、ドクターヘリが出動することも。
教育機関は少ない
教育機関は少ないため、進学先の選択肢は限られます。進学を機に、島の外へ出る人も少なくありません。久米島で子育てをする場合には、進学を機に家族全員で島外へ行くのか、子供だけ島外へ行くのか、ライフプランを考えておく必要があります。
しかし、自然が豊かな場所で、のびのびと子育てをしたい人にはおすすめの環境と言えます。また、こども医療費助成や、出産助成金などの子育て世代にうれしい制度が整っている点も魅力的です。
学習環境は少ない
子供に限らず、大人が学習できる場も少ないと言えます。資格を取りたい際、通学が必要な場合は、取得を断念せざるを得ないことも。オンラインサービスなどを上手に活用しましょう。
久米島へお試し移住しよう!
移住を考える際に、まずはお試し移住をすることをおすすめします。
実際に住んでみないとわからないことも多く、また、移住は時間や費用がかかるものですから、「思っていたのと違う」「ここで生活するのは厳しいかも」と思ってもすぐにはもとの生活には戻れないものです。数週間〜数ヶ月程度、移住をする前に実際に滞在すると、移住後の生活をリアルに考えることができるでしょう。
お試し移住をするには一定期間分、資金を貯める必要があります。
またはお試し移住の際、リゾートバイトをしながら滞在するのも1つの方法です。リゾートバイトをし働きながら滞在することで移住費を貯めることができます。寮完備やまかない付きの求人を選べば、生活費を抑えることができるのでその分、多く貯蓄ができます。
計画的に行動し、無理のない移住をしてくださいね!