2020.6.29
失敗しない老後の沖縄移住とは?若いうちに移住するのとどっちが得?
沖縄スタイル編集者
2020.6.29

沖縄移住は、若いうちにするべき?老後にしたほうがいい?と悩まれている方に向けて、沖縄移住のタイミングについて知っておきたい情報をご紹介します。沖縄の物価や気候、生活スタイル、老後の移住ならではの注意点をチェックして、移住に備えましょう。この記事を読んで、あなたにベストなタイミングで計画的な沖縄移住を行ってください。
老後の沖縄移住が注目されている理由とは?
旅行会社のアンケートで「移住したい県No.1」に輝いた沖縄。自然豊かな景色や美しい海、あたたかい気候、穏やかなゆったりとした人 が多い県民性などが注目され、移住したい場所として選ぶ人が多いようです。
国内のなかでも人気の観光地で、沖縄に移住をすれば毎日リゾート気分で過ごせそうと思っている人もいるかもしれませんね。
しかし、移住を決意した人でも、すぐ本土に帰ってしまう人と長く定住できる人の二極化が激しいという事実もあります。沖縄移住についてしっかりと下調べやシミュレーションをし、沖縄の生活が本当に自分に合っているか見極めましょう。
沖縄に移住するならどっち?「老後」or「若いうち」
沖縄に移住をするなら、若いうちか、老後どちらがいいのでしょうか?タイミング別でメリット・デメリットをご紹介していきます。
老後に移住するメリット
それではまず、老後に沖縄移住をするメリットをご紹介します。定年になったら、夫婦で沖縄移住をしたいと考えている方も少なくはないでしょう。どんなメリット・デメリットがあるかチェックしてみてください。
資金面で安心
老後の沖縄移住のメリットとして、資金面での不安が少ないという点があります。老後など今すぐの移住ではない場合、数年の間で必要と考えられるお金を貯蓄してから移住をスタートできます。金銭の面だけでなく気持ちの面でも、ゆとりを持つことができるでしょう。
定年までにいくら貯金し、何に使うか設計を立て、慎重に移住を計画したい人におすすめのタイミングです。
プランを設計しやすい
資金面が安定していることから、移住後の生活プランも設計しやすいでしょう。どんな場所にどんな家を建てるか、どんな車を買うかなど、思い通りの移住生活を送れる可能性は、若いうちの移住よりも老後の移住の方が高いかもしれません。
自分のペースで沖縄暮らしを楽しめる
定年後は沖縄で新たに仕事を探したり、その仕事に慣れたりしなくていいので、日々の暮らしのことだけを考え、自分のペースで沖縄暮らしを始められます。畑で野菜を作ったり、趣味を楽しんだり、まさに悠々自適の沖縄生活が叶う可能性が高いです。
老後に移住するデメリット
ここまで老後の移住に関するメリットをご紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。ここからは老後の沖縄移住のデメリットをご紹介しますが、目をつむらず、しっかりと確認をしておいてください。
体力の心配
冬場は温暖で過ごしやすい沖縄ですが、夏は照りつけるような日差しで、大きく体力が削がれることも少なくありません。歳をとってからの沖縄の生活は、夏場、特にしんどいと感じる場面が多いでしょう。
もちろん、家の中の環境整備や服装などしっかり対策をすれば、多少過ごしやすくはなりますが、暑さに慣れている現地のご年配の方のようには生活ができないかもしれません。
環境に慣れるのが遅い
慣れ親しんだ土地を離れて生活することは、心身ともに大きなエネルギーを使うもの。移住が遅くなればなるほど、移住前の生活が体に染み付きますから、移住後の生活になかなか慣れない可能性もあります。
友達ができにくいなど、人間関係のこと
沖縄はフレンドリーな人が多いイメージですが、地域によっては昔から沖縄に住んでいる人としか付き合わない人が多い地域もあるそう。若い時よりもフットワーク軽く出かけるのが難しくなる可能性も高く、移住先で孤立してしまうということも考えられなくありません。
といっても、イメージのように穏やかでフレンドリーな人が多い沖縄。移住をする前に、生活をする地域はどんな文化・住民性のエリアなのかを調べておくといいでしょう。
若いうちに移住するメリット
続いては若いうちに沖縄移住をするメリットをご紹介します。
体力がある
日差しの強い沖縄の夏は、何をするにも本土で生活をするより体力がいるもの。若いうちは体力があるので、夏場でもアクティブに生活できるでしょう。
また仕事は暑いからといって休むわけにはいきません。若いうちから沖縄の暑さに慣れておくと、その後の仕事や生活に支障をきたすことが少なくなるでしょう。
失敗の立て直しがしやすい
金銭面での余裕は老後の移住と比べて少ないかもしれませんが、なにか失敗をしても立て直しがききやすいことは、若いうちの移住のメリット。しかし、計画的に移住をすることはもちろん大切です。
若いうちにに移住するデメリット
続いて、若いうちに沖縄移住をすることのデメリットをご紹介します。若いうちの移住のデメリットも踏まえたうえで、どのタイミングで移住をするか考えてみてください。
資金力がない
若いうちの沖縄移住でまず問題になってくるのが、資金のことでしょう。住居、車などの大きな出費はもちろん、余分に蓄えておかないと、予想外の出費に悩まされる可能性もあります。
また、沖縄暮らしが合わず、東京や本土に戻る場合もお金が必要になりますから、その分のお金のやりくりも念のため考えておきましょう。
判断を誤る可能性も
若いうちに、勢いに任せて移住をしてしまうのはよくあることです。しかし、お金の面だけでなく、結婚やキャリアプランなどさまざまな面から将来を考え、移住を計画しましょう。勢いも大事ですがそれだけだと判断を誤り、人生における大きなミスをする可能性も十分にあります。
老後の沖縄移住は、こんな落とし穴に注意!~物件・交通・気候~
老後の移住でも、若いうちの移住でも、それぞれにメリット・デメリットはあります。老後の移住の方が資金面などでは、安心で堅実な移住が叶いそうです。しかし、体力の低下も考えられ、アクティブには行動はできなくなりますね。
そう考えると、老後の移住は若いうちの移住よりも慎重にならざるを得ません。ここからは老後の移住に関して、先ほどご紹介したことに加えて注意するべきポイントをお伝えします。
老後の移住は、物件の価格高騰に注意
那覇をはじめ沖縄の人気のエリアでは、リゾートホテルの開発が進んでいることや、移住者が増えていることなどから、想像よりも物件の価格が高騰している可能性があります。移住するエリアによって物件の価格や暮らし方は変化していくので、希望するエリアの最新の情報を知るようにしましょう。
一軒家やマンションなど、それぞれ理想とする暮らし・住居の形態があると思いますが、老後の移住では高齢者専用賃貸住宅もおすすめです。その名前の通り、高齢者向けに作られた賃貸物件で、ほとんど普通のマンションと変わりません。ただ、月額の支払いのなかに賃料だけでなく、水道光熱費や、さまざまなサービス料も含まれています。仕事に関する相談や、家事の代行などのサービスを利用できる便利な物件です。
車社会の沖縄で、老後も安全に過ごせる工夫が必要
沖縄は車社会で、多くの人が車で移動しています。一家における車の保有台数は多くはありませんが、車に依存して生活しているのは確か。
沖縄で唯一の電車であるモノレールも走っていますが、本島の隅々までモノレールで移動できるわけではありません。また、路線バスも観光地周辺しか運行していなかったり、田舎の方になると路線バスも走っていなかったりします。
沖縄で生活するには車の運転経験は必須と考えていいでしょう。運転が苦手だけど、どうしても沖縄移住をしたい方は、移住先をモノレールの走っているエリアや、路線バスの本数が多いエリアを選びましょう。
沖縄の気候に耐えられるかどうかの見極めが重要
日本のなかでも沖縄はかなり特徴的な気候の地域。天気予報などを見ていると、北海道よりも沖縄の方が気温が低い日もありますが、気温ばかりに気を取られていてはいけません。
沖縄の紫外線はとても強く、目や肌など体に大きなダメージを与えます。また、湿度も高いので気温以上に体感温度が高く感じる日もあるでしょう。
老後、この厳しい条件のなかで生活ができるかをしっかりと見極めてください。老後の沖縄での暮らしは特に沖縄の気候を理解しポイントを押さえ、対策を十分に行う必要があります。
沖縄移住のタイミングの見極めは重要!
老後の移住のメリットやデメリット、注意する点をご紹介してきましたが、少しでも移住へのイメージはついたでしょうか?
沖縄移住には老後でも、若いうちでも、それぞれにメリットやデメリットがあります。しっかりと考えて、でも考え込みすぎず、あなたが「今だ!」と思うタイミングで行動を起こしてください。自分自身のベストなタイミングが見つけけられますように!