2023.2.10
【2023年最新】沖縄移住する前に!仕事面&生活面でのリアルとは?
沖縄スタイル編集者
2023.2.10

沖縄での移住生活は楽しそうなイメージがありますが、実は理想とのギャップにとまどって数年で帰ってきてしまう人も多いのです。沖縄で移住生活を送るにあたって、移住生活前に気になるメリット・デメリットをご紹介します! また、実際に沖縄に移住した人のリアルな声も合わせてご紹介していきますよ。この記事を読むことで、現実的に沖縄移住について考えられるはずです。ぜひ沖縄移住の参考にしてみてください!
沖縄で移住生活を送る前に、まず考えておきたい5つのこと
「南国リゾートの沖縄で生活するなんて夢のよう♡今すぐにでも行きたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?
しかし実際には、沖縄移住に憧れて移住してみたものの、理想とのギャップにとまどい数年でもとの居住地に帰ってしまう人が多いのも現実です。
沖縄に移住する前に、考えておくべきことをまとめてみました。
①「楽しい旅行先」を「日常生活」の場にできるか考えよう
観光地を巡ったり、海で泳いだりするのはどこでも楽しいですが、旅行するのと住むのではまったく違います。実際に住むとなると、現在と同じかそれ以上の仕事や家事をしなければならないのを忘れてはいけません。
②いきなり移住!ではなくまず準備を
車の運転など、移住生活に必要なスキルは練習してから移住するべきです。また、何度も沖縄に訪れ、数週間~数ヶ月の短期間滞在を繰り返したり、現地の人に話を聞いたりして、自分が移住するイメージをしっかり持ちましょう。地域に溶け込みたいなら、移住する前に近所の知り合いを増やしておくとさらにいいです。
③イメージで考えない
「生活費が安そう」「町の人がやさしそう」などのぼんやりしたイメージで移住してしまうと、移住後のギャップがストレスになり体調を崩したり、予想外の出費がかさむ可能性が高いです。実際に住んでいる人や移住経験者の話を聞いたり、自分で調べたことをもとに計画を立てましょう。
④いきなり田舎に住まない
「のんびり過ごせそう」というイメージで、沖縄のなかでも那覇から遠いエリアに住んでしまうと、交通や物流の不便さや田舎独特の人間関係などがストレスになるかもしれません。これまで都市部に住んでいた人なら、ある程度栄えている那覇市近郊エリアに住むのがおすすめです!
⑤一緒に住む人との認識のズレに注意
家族や友人などと一緒に移住する場合は、お互いの考えや移住に対する認識にズレがないかを事前によく確認することが必要です。また、将来的に育児や介護の可能性があれば、それらができる環境かどうかも考慮しておきましょう。
沖縄で移住生活を送るメリット・デメリットとは?
まず考えるべきことを心に留めた上で、今度は沖縄県へ移住するメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。
沖縄移住生活のメリット
沖縄移住生活のメリットをご紹介します。
①休みの日は海や観光地に行くなど、リゾート気分を味わえる
沖縄の雰囲気やマリンアクティビティなどが大好きな人には、毎週末リゾート気分を味わえるのはたまらないメリットです。思い切りマリンアクティビティを楽しんだり、ゆったりと海を眺めたりすることで日々のストレス解消もできます。
《沖縄に移住した人の口コミ》
休みの日は離島へ遊びに行ったりしています。特に、宮古島の海はとってもきれいなので、ぜひ一度足を運んでみてほしいです!離島へはフェリーを使ってアクセスできます。
②沖縄のゆったりした雰囲気で生活できる
沖縄では都心と比べて人々の交流が盛んなので、多くの人と会話や生活を楽しむことができます。人と話すのが好きな方は、飲み友達や趣味の友達を作ることができて楽しいです。また、約束の時間を守ることが重要視されない「ウチナータイム」という独特の時間感覚が浸透しています。ある程度のんびりしたリズムで生活できますが、逆に時間や約束に厳しい人にとってはストレスを感じるかもしれません。
《沖縄に移住した人の口コミ》
沖縄出身の人はゆっくりとした時間で生活しているイメージですが、本社が都内にある企業などで働くと、同じ沖縄でも「ウチナータイム」をそこまで感じることはありません。沖縄の人が営むお店で働くと、ウチナータイムを強く感じるかもしれませんね。
>>ウチナータイムって知ってる?沖縄の人(ウチナーンチュ)独特の時間感覚を理解しよう!
③花粉が飛ばない
杉やヒノキの花粉はほとんど飛ばないため、花粉症の方もマスクなしで快適に花粉症の時期を過ごすことができます。花粉症持ちの移住経験者の方によると、春の花粉の時期にマスクが要らない生活は感動的なんだそうです!
ただし、移住後にイネなどのアレルギーになる可能性もあるので、参考程度にしておきましょう。
④沖縄県民対象の割引がある
「沖縄県民割」は、沖縄県民を証明できる書類(免許証・保険証・住民票など)を持参すると、ホテルやゴルフ場、ランチやディナーが割引になる割引です。「県民割」「うちなーんちゅプラン」などといった名前でホテル・レストラン・旅行代理店などが企画し各々実施していて、「沖縄県民割引」と検索するとたくさんの対象店舗が出てきます。
正規価格から2~3割引きのものが多く、時期によっては半額になる場合もあるので要チェックです!
沖縄移住生活のデメリット
次は、沖縄移住生活のデメリットをご紹介します。
①気候
一年を通して温暖ですが、冬は風が強く、想像より寒いと感じる人も。夏も湿度が高く、曇りの日が多いです。場所によっては飛行機などの騒音で窓を閉め、エアコンをつけたまま過ごすこともあります。また、台風などが多いため、慣れていない人は注意が必要です。
《沖縄に移住した人の口コミ》
台風の時期は窓に貼るためのダンボールをストックしておいたり、車が風で飛ばされないように水の入ったペットボトルを入れた箱などの重いものをいれておいたりしています。
②生活環境
那覇市や観光地は栄えていますが、大都市の人からすると、商業施設などが物足りなく感じることもあります。
《沖縄に移住した人の口コミ》
遊ぶ場所がだいぶ限られました。特に冬場は海などの自然でも遊べないので、お出かけ先が限られます…。
③仕事
沖縄県の最低賃金は762円(2019年8月現在)。全国平均の874円、東京都の985円と比べても低いです。大都市と比べると選べる職業の幅も広くはないです。
ちなみに物価は本州よりも割高なので、生活水準が下がってしまう場合もあります。(物価について詳しくは後述)
④虫
温暖な気候や豊かな自然によって、東京よりも虫などが多いです。虫が苦手な人は注意が必要です。
沖縄県に移住する前に知っておくべきポイント【生活編】
では次に、沖縄に移住した際の生活について、物価・家・交通についてご紹介します。
沖縄での生活①物価は安い?高い?
沖縄県では、全体として本土で生産されているものは空輸の輸送量がかかるため少し高いです。沖縄の気候では育てられない、寒い地方で育つものは高いです。もやしや牛乳など、意外なものが全国平均より高い場合があります。
その代わり、沖縄県内で生産されるものは普通~少し安いという傾向です。外食は全国平均と同じくらいの金額です。
沖縄での生活②家賃・住環境は?
沖縄の家賃相場は5万円くらいです。浦添市が9.3万円、北谷町が8.9万円など一部エリアが局地的に高額になっていますが、ほかのエリアは5万円前後なので一般的な地方都市くらいの値段だと考えるとよいでしょう。沖縄は土地面積がせまいため、地価は高くなりやすい傾向にあります。
那覇市内で、一人暮らし用の平均的な1K、バス・トイレ別、室内洗濯機の築20年以内+沖縄の生活に不可欠なエアコン・駐車場付きという条件では、4万円強から物件があります。
そのほかの条件によっても異なるので、よりはっきりとしたイメージを持ちたい場合は、実際に賃貸物件検索サイトで居住を検討するエリアの物件を探してみるのがおすすめです。
沖縄での生活③交通手段は?
沖縄で利用する交通手段の特徴についてもご紹介します。
①車
沖縄での交通手段は車が一般的で、沖縄で暮らしていくには運転免許は必須です。車が多いので渋滞が起こることも多く、朝と夕方は混み合うので注意が必要です。ガソリン税は減免されているものの、全国平均より高いです。月極駐車場は4,000円程度です。
②バス
地域の生活に便利なバスもありますが、本数は都心のように多くありません。台風の時期になるとバスは運休になるので、バス会社の情報を定期的にチェックすることがおすすめです。
③モノレール
那覇市内であればモノレールが走っているので、国際通りや沿線近くのショッピングモールなどに行く場合は便利です。ただ、沖縄県全体に対してモノレールが通っているエリアはごく一部なので、モノレールだけですべての生活を完結させるのは難しいです。
④タクシー
沖縄のタクシーは初乗り料金が1,750mまで550円、以後372mごとに70円です。東京では1,052mまで410円、以後237mごとに80円なので、長距離移動する場合は沖縄の方が安いです。
沖縄県に移住する前に知っておくべきポイント【仕事編】
次に、沖縄に移住した際の働き方や平均所得などについてご紹介します。
沖縄で働く①移住者に多い仕事
沖縄に移住した人々の働き方は、主に4種類です。
①現地の企業などに就職する
都心よりも選択の幅がせまい、移住前より所得が下がることが多いといった問題もありますが、リスクも少ないと言える働き方です。
②移住前から行っていた仕事をリモートワークで続ける
デバイスとネット環境さえあれば場所を選ばないリモートワークは、新しい職場や仕事に慣れるといった労力が要らないため、比較的スムーズに働ける方法です。Web関連の職業に多い働き方です。
③沖縄ならではの仕事を始める
ダイビングのインストラクターなど、沖縄の観光業に関わる仕事もたくさんあるので興味のある方にはおすすめです。シーズンオフは需要が減るため、別の仕事をする場合も多いです。
④現地で開業・起業する
資金や物資やスキルが必要ですが、スキルや知識があって挑戦してみたい人にはおすすめです。
沖縄で働く②平均所得は安い?
前述のデメリットのなかで「最低賃金が低い」という話をしましたが、沖縄での平均的な所得事情はどうなっているのでしょうか。
厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、2019年3月における沖縄県の1人あたりかつ調査産業計の平均現金給与総額は以下のようになっています。
事業所規模5人以上で221,422円
事業所規模30人以上で243,279円
東京都では、2019年3月における沖縄県の1人あたりかつ調査産業計の平均現金給与総額は以下のようになっています。
事業所規模5人以上で372,493円
事業所規模30人以上で417,636円
沖縄県では都心よりも平均所得は低いですが、仕事や働き方・生活の仕方によって不自由なく暮らしている移住者も多いです。
沖縄で働く③移住前に仕事を見つけよう
移住後しっかりと生活していくためにも、移住する前に仕事を必ず見つけるべきです。
沖縄での仕事の探し方についてご紹介します。
①求人サイト
手軽に仕事を探すなら、求人サイトで自分の希望に合う条件で検索するのがおすすめです。全国の仕事が載っている求人サイトもいいですが、「琉求人」「ゆんたく」「ウェブアグレ」といった、沖縄県内の求人に特化したサイトもあります。全国版の求人サイトよりも沖縄県民の希望条件に合った求人を見つけやすいです。
②グッジョブセンターおきなわ
グッジョブセンターおきなわとは、行政と、労働組合と、経営者団体の公労使が一体となった総合窓口です。沖縄県の雇用情勢に取り組むことを目的としていて、さまざまな層の求職者を対象に、相談から就職までをサポートしています。それぞれの求職者にあった、相談サービス、セミナーの実施、助成金の案内も行ってくれます。
③転職エージェントに相談する
転職エージェントとは、人材紹介会社の一つです。悩んでいる求職者の相談に乗り、求職者に最適な転職先を紹介するサービスです。求職者にあった求人を紹介してくれたり、一般に非公開となっている優良企業に出会えるというメリットがあります。さらに、履歴書の書き方でアドバイスをもらえることや、模擬面接まで行ってもらえるところも転職エージェントの魅力です。
④リゾートバイトで住み込みで働く
いきなり移住するのはハードルが高いという方は、住み込みで働けるリゾートバイトがおすすめ!沖縄の雰囲気を味わいながら現地の方とも仲良くなることができて、効率的にお金を貯められます。
夏のシーズンのみであればマリンアクティビティ各種、通年であればリゾートホテルやレストランなどでのお仕事が多いです。
沖縄移住にかかる費用はどれくらい?
沖縄での生活や仕事に対してしっかりと勉強・準備ができ、「それではいざ、沖縄移住!」と行った際にかかる費用はいくらになるのでしょうか?ざっと見積もった値段が以下になります。
・沖縄までの移動費 10,000〜20,000円
・家賃 / 敷金、礼金 50,000〜150,000円
・家具 / 家電 100,000円
ざっと見積もっても20万円前後のお金は必要と言えるでしょう。賃貸を借りる場合、敷金礼金をどれだけ抑えられるかが大きなポイントとなってきますね。また、自転車などを購入するとさらにプラスでお金が必要になります。
もちろん初期にかかる費用だけでなく、移住後の生活も考えて貯金をしておくことをおすすめします。
今すぐ移住したいならリゾートバイト!
「お金が貯まるまで待てない!今すぐ沖縄に移住したい!」というあなたにはリゾートバイトがおすすめです。寮完備・まかない付きのリゾートバイトも多く、カバン1つで沖縄に行けちゃいます。家賃が浮くだけでなく、お家を借りるための手続きなども不要なのでとても楽チンです。
《リゾートバイト経験者の口コミ》
すぐ友達ができるのでとても楽しく過ごすことができます。レンタルした車や自転車をシェアしたり、みんなで協力して生活費を抑えることができるのも嬉しいです。
沖縄移住のリアルを知った上で、自分の理想の移住生活を送ろう!
沖縄移住のリアル、いかがでしたでしょうか?
南国で楽しく暮らせそう!というイメージだけではない現実的な部分まで考えることで、実際の移住生活がより充実するはずです。ぜひ沖縄移住生活の参考にしてみてくださいね!