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2022.6.30

西表島に移住は可能?移住支援や注意点をご紹介!

沖縄スタイル編集者

2022.6.30

ライフスタイル

移住先として西表島が気になるけれど、なかなか移住に踏み出せない‥‥‥という方に向けて、この記事では西表島の魅力や仕事、移住の支援制度、注意点までご紹介します。西表島への移住を検討している方は、この記事を読んで不安を解消しましょう!

西表島へは移住できる?島の基本情報も紹介

島の90%が未開拓のジャングルである西表島。面積は沖縄本島に次いで沖縄県内で2番目の大きさですが人口は2,400人ほどで、非常にのんびりした空気が流れる自然豊かな離島です。

亜熱帯に属する温暖な西表島は年の平均気温が約23度で、冬の12〜2月以外は半袖で過ごせるほど。冬であってもカーディガンや薄手の防寒具などがあれば暖かく過ごせます。

空港がない西表島に行くためには、石垣島から高速船やフェリーを使ってアクセスします。島内で開発が進んでいる東部と西部それぞれに港があるので、目的地や時期に合わせて2つあるうちのどちらかの航路を利用しましょう。

東部はマングローブや川が多く自然豊かな落ち着いた雰囲気のエリア。東部にある大原港は石垣島との連絡便にほとんど欠航が出ないこともあり、生活するのにおすすめのエリアと言えます。

一方で西部はビーチが多いため、夏はマリンアクティビティを楽しむ観光客でにぎわいます。西部にある上原港は冬に欠航が多いこともあり、生活するには少し不便さを感じる可能性がありますが、日常的にアクティビティを楽しみたい方や観光業に携わる方などはこちらのエリアがおすすめです。

西表島にはこれまで多くの方が移り住んでおり、移住のための支援制度も整備されています。移住を考えている方の後押しになるよう、この記事でも支援制度について詳しくご紹介していきます。支援制度を活用すれば、離島への移住のハードルを下げられるはず!

西表島へは移住できる?島の基本情報も紹介

西表島の魅力とは?

自然がたくさん

西表島は沖縄の離島のなかでも特に面積が広く、人間の手が一切加わっていない自然が今も多く残されています。

島の9割を亜熱帯原生林が占めているため、独自の環境で築かれた生態系も魅力の一つ。貴重な生物が多く生息しており、代表的な「イリオモテヤマネコ」をはじめとした10数種類の天然記念物を間近で観察できるのも西表島だけの楽しみです。

2021年には世界自然遺産にも登録されました。世界的に見ても希少な島として認定された西表島での生活は特別感を味わえますね。

自然を楽しめるアクティビティ

豊かな自然を活かしたアクティビティも盛んで、観光客にはマングローブやジャングルをカヌー・トラッキングなどで巡るツアーが特に人気です。

西表島といえばジャングルというイメージが強いですが、沿岸部にはきれいなビーチもたくさんあります。周辺をサンゴ礁に囲まれており、海の透明度は抜群!シーカヤックで遠くの海まで出るのも、ダイビングで魚たちと泳ぐのもおすすめです。暖かい西表島では、3〜9月ごろまでダイビングを楽しめますよ。

ほかにも多くの観光名所に恵まれた西表島。家族連れも多く訪れる「星砂の浜」や、船でしか行けない船浮集落にある「イダの浜」も一度は訪れたい観光名所です。人の手がほとんど入っていない圧倒的な大自然を満喫できるのも西表島ならではです!

西表島に移住後の生活を紹介

移住を決断するには、移住後の生活を具体的にイメージできるかが大きなポイントになります。ここからは、西表島にはどんな仕事があるのか、移住支援制度はどんなものがあるのかなど、より生活に密着した内容をご紹介していきます。

西表島に移住後の生活を紹介

西表島の仕事は何がある?

西表島のお仕事は、農業や漁業、畜産業など、第一次産業が多いのが特徴です。農業や畜産業は基本的にいつでも人手不足という現状から、農家さんのお手伝いのお仕事は見つけやすいでしょう。南の島ということもあり、南国フルーツの栽培に携わることもできますよ!

また夏のシーズンには多くの観光客が訪れるため、観光業関連の求人も多いです。観光客に人気のアクティビティ業務はもちろん、お店や飲食店、宿泊施設の店員などの求人もあります。しかし観光業に関する求人にはシーズンの波があるので、注意が必要です。

移住前に西表島での生活を体験したい方には、短期間の住み込みバイトもおすすめ。ホテルでの接客や裏方業務、アクティビティ業務など、幅広い業務のなかからお仕事を選べます。

ほかにも、パソコンをある程度使える場合、農家の方たちの事務作業の手伝いなどもできるようです。パソコンのスキルに自信がある方は、体を動かさないお仕事が見つかるかもしれませんよ。

西表島の移住支援制度はある?

西表島が属する竹富町では、積極的に移住支援の活動を行なっています。

オンラインでの移住セミナーや座談会を定期的に開催していたり、公式SNSのチャット機能でいつでも気軽に移住についての質問ができたり、移住者の不安を取り除けるようコミュニケーションの機会を多く設けているのが特徴です。不安な点がある方はこの制度を活用して、現地で暮らす方とのコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?

また、移住の際は住む家についても気がかりですよね。竹富町役場では、町営住宅などのサービスを行なっています。家を探す際には、ぜひ町営住宅も視野に入れて検討してみてくださいね。

さらに役所や自治体以外に、西表島の企業が独自で移住者向けのサービスを行なっていることもあるようです。お仕事探しと合わせて、移住支援の制度もないか、一緒に確認してみましょう。

西表島に移住する際の注意点を解説!

魅力がたくさんの西表島ですが、移住に際して注意しておきたいポイントもあります。

西表島に移住する際の注意点を解説!

買い物が不便

まず西表島には大きなスーパーがありません。集落ごとに小さな個人商店がありますが、品揃えに限りがあり必要最低限のものしか手に入らないので、不便さを感じることもあるでしょう。

また物価が高いのもデメリットの一つ。空港がない西表島では荷物が船輸送されるため、輸送費分が割り増しで物価が高くなってしまいます。品揃えや物価のことを考えて、西表島の方たちは石垣島で定期的にまとめ買いをしたり、ネット通販で買い物をしたり、工夫して生活しています。

島内に役場や病院がない

また、西表島での生活の注意点として、大きな病院や役場がないことも挙げられます。島には西部と東部に1ヶ所ずつ診療所があるのみ。大きな病院に行きたいときや、手続きなどで役場に行きたいときにも、石垣島など別の島に行かなくてはなりません。

特に病院に関して定期的に通う必要がある方などは、事前に考慮して移住を検討してみてくださいね。

移住生活に欠かせないものを紹介

沖縄での生活は湿度の高さが悩みのタネとなるので、除湿グッズは欠かせません。すぐに家のなかのものがカビてしまうほど湿度が高いので、まずは湿気対策を揃えておきましょう。湿気対策と合わせて必要なのが虫対策。大自然に囲まれた生活を送るため、虫除けはもちろん、虫が入ってきたとき用の殺虫剤も持っておくと安心ですよ。

そして沖縄の離島といえば心配になる方も多いのが台風の問題でしょう。毎年、西表島には強い台風が多くやってきます。西表島の家はあらかじめ台風に備えて建てられていますが、念のため懐中電灯などの対策グッズを整えておきましょう。

西表島への移住体験をするならリゾートバイトがおすすめ

ここまで西表島への移住について、島の魅力や生活の様子、移住支援制度などをご紹介してきました。「もし移住に失敗してしまったら……」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、結局は自分の捉え方。移住が成功か失敗かは、移住後の行動によって決まります。

もし不安だという方は、移住体験をしておくと安心でしょう。長期で移住体験をするならリゾートバイトがおすすめ。2〜3ヶ月とまとまった期間で西表島での生活を体験できるため、短期滞在ではわからない西表島での生活のイメージがつきやすいですよ。

リゾートバイトなどもうまく活用して、西表島での移住生活を楽しんでくださいね。

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